「JF日本語教育スタンダード準拠ロールプレイテスト」は口頭での課題遂行能力を測るためのテストです。
教育現場の教師ができるだけ簡単に実施できるよう開発しました。受験者のレベルをJFSにもとづいて大まかに把握することができます。
<テストの特徴>
1.JF日本語教育スタンダードのレベル基準を使って判定できる
2.ロールプレイを通して「口頭でのやりとり」能力を測ることができる
3.短時間(約15分)で実施できる
4. <テスト用キット>を利用して準備すればテスターになれる
5.ロールプレイや進め方を教育現場に合わせることができる
<テストの進め方>
15分をどのような流れで進めるのかを把握するための動画です。
受験者は熟達した言語使用者(B2レベル以上)の方にお願いしました。
テスト用キット
※A4片面印刷推奨
※翻訳を記入するスペースがある空白ロールカードは
こちら(A1~B2用 556KB)です。
※A3片面印刷推奨
※ガイドライン:テスト実施と判定の参考にする資料です。
※「テスター用ガイドライン」(B2)の一部を修正しました。(2024年10月)
【ロールカード 各国語版(全13言語)】
音声サンプル
各ロールプレイでの課題の達成度を判定したものです。ロールプレイの進め方や、各レベルの熟達度を理解するために利用できます。
◎・・・課題を充分に達成できた。そのレベル以上の可能性がある。
◯・・・何とか課題が達成できた。
△・・・惜しかったが課題が達成できたとは言えない。
本テストに関する研究論文、実践報告
本テストに関する研究論文や、国内外における実践報告を紹介します。(随時更新)
本テストの開発過程
本テストは、国際交流基金の海外拠点での試み(磯村他2011)を発展させ、まずA1~B2レベルのロールカードの作成やテスト実施手順の整備を行いました(磯村他2013)。そして実施手順に基づいたテストの試行と検証を経て、テスト用キットを作成し(長坂他2013)、音声サンプルを整備しました。その後、C1レベルの開発に着手し(関崎他2015)、テスト用キットの完成と、音声サンプルの追加を行いました。